しつけを重んじる教育

自由でのびのびということが マナーや礼儀を欠くことになったらおかしい。
自分がいて、他者がいて、お互いに違うもの同士が折り合いをつけながら生きている。
そこに、自分と人をつなぐ潤滑油がいる。それがマナーであり礼儀だと思っている。
だから、私たちはしつけを重んじる教育を大事にする。
礼儀やマナーは「身につける」ものです。知っているだけでは役に立たない。
日常、繰り返して身体で経験して初めて身につくもの。
あいさつは、人と人の間をつなぐ合図になる、相手を無視しないという意思表示でもある。あいさつを交わすことで、もっと積極的に相手への敬意まですすみたい。
感謝の気持ちを力まず伝えられるようになりたい。マナーに上下関係はない。お互いに人間として対等な立場でいれば何でもないことでも感謝は伝えられる。こんな日常の心配りの積み重ねがその人の価値を高める。相手の人格をちゃんと認めることにでもある。こんな人間らしさをなくしていないか。
人の話をちゃんと聞くことも大事だと思っている。まずは、相手の言うことに耳を傾ける。おもしろい話もおもしろくない話もある。だが、聞かないことにはコミュニケーションは始まらない。人の話を聞く姿勢はこころの柔らかい時期にこそ身につけておきたい力だ。自分の言いたいことばかりを声高に叫ぶようなことになってほしくない。
社会生活の約束ごとも身につけておきたい。時間管理のしかたを身につけたり、自分の責任を果たすなどは練習しておかないと、社会でいざというときに行動に結びつかない。学校は、社会生活をスムーズに営むために人間として守るべき品位ある行動を鍛えるところでもある。
大人がわかったようなふりをして、権威を振り回すばかりで、礼儀やマナーを欠いてはならない。大人自身も不十分を知って努力をしなければならない。他者に敬意を払うことに裏づけられた礼儀やマナーを大事にし、世の中には信頼できる大人もいるといわれたいと思う。
社会でよりよく生きるために、竹田南は「しつけを重んじる教育」をすすめる。
(2012年5月1日)
















