理事長・学校長メッセージ

理事長メッセージ

学校法人稲葉学園
竹田南高等学校
理事長 平野 孝光
社会に還元する
 竹田の教育は、一朝一夕にして成り立ったものではない。本学の教育の源流は、300年前の輔仁堂、由学館の教育に遡る。その教育理念は、人間教育に基づく実学(知って行われざるは未だこれを知らざるなり)を志向する学風である。先哲の教えが今に続く。

 「勉強は何のためにするのか」「なぜ学ぶのか」と問いたい。たくさんのお金と時間を使って教育を受けるのは、なぜか。目先の利益や損得勘定のために教育があるのではないはずだ。人はだれも社会の中で果たす役割がある。教育を受けることによって、自分の幸福を求めるとともに、他人や社会のために働く人間になることが期待されている。教育で得たものを分け与えるば分け与えるほど社会は豊かで、安定するからである。

 本校は、「幸福な人間をつくる」という教育理念を掲げる。幸福の追求は人それぞれで違っていいと思う。しかし、人から必要とされて働き、それによって何らかの形で社会に役立っていると思えることは、求めた幸福の一つである。人と人の間には学びがあり、高校生活では、人生の大事な仲間との出会いを期待している。多様な個性を持った仲間がお互いに切磋琢磨して学び、「社会でよりよく生きる力」をつける学校を目指している。

 社会に直結した活動を大事にする。竹田南高等学校の生徒会は、地域活動やボランティア活動を積極的に行っている。東日本大震災、大阪北部地震、西日本豪雨などの被災地への街頭募金活度をした。生徒会副会長は「自分たちにできることを考えた。被災した皆さんが一日も早く日常を取り戻せたら」と話していた。目立たないことでも黙々と自分たちの役割を果たしていく人になってもらいたい。

 学業を通じて、自分を磨くことを忘れてはならない。人の能力や可能性はさまざまであるから、一元的な価値では測れない。だから、原型に当てはめるようなことをしてはならない。自分が打ち込みたいものを一つか二つ見つけるとよい。打ち込むものが好きなことであれば、それを続けることで自分の個性や能力をのばすことにつながる。そして、自分を磨いて身につけたものを社会に還元することだ。

 竹田の空気の中で、思索の時間を持つ、遠くを眺める、立ち止まって考える、その上でなりたい自分を描く。私たちは、3年間の稲葉学園での学びが将来を大きく開く道に繋げるように、少しでも役に立ちたいと思っている。

学校長メッセージ

学校法人稲葉学園
竹田南高等学校
校長 秦 靖惠
 今年、開校103年を迎え、豊肥地区(竹田市・豊後大野市)唯一の私学である学校法人稲葉学園竹田南高等学校は「幸福な人間をつくる」教育理念のもと、本校での学びが未来を生きる生徒の幸福な将来に繋がることを願い、将来立派な社会人になるための手助け全職員一丸となっているところです。

 全国各地から入学する生徒たちが「この学校を選んで良かった」とご家族の皆様とともに笑顔になれる居場所づくりに教育活動をとおして取り組んでいます。

 本校の魅力は永年続けているボランティア活動をとおして、どこにも負けない地域貢献活動に取り組んだ結果として、今年2月に大分合同新聞賞「第32回福祉優秀賞」として表彰されました。人に優しい竹田市にある学校だからこそ受賞できたと有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。

 学校魅力化の一つに2018年度女子サッカー部を創設し、学校には人工芝グラウンドを敷設しました。本校・竹田市・ヴェルスパ大分の三位一体の連携協力協定書の締結は、これまで以上に地域に繋がる竹田南高等学校としてスポーツの振興、まちづくりへの参画等、地域貢献を担う画期的なものとなっています。

 今年は全国各地から入学された生徒たちとともに女子サッカー部選手たちも揃い、本校がもっと元気になるよう、地域の皆様のご協力をいただきながら、本格的に活動を始めました。

 本校はこれから地域を愛し、地域から愛される公教育を担う私学として、高校教育の発展と地域に社会貢献できる学校として、生徒・保護者・教職員一同一所懸命に頑張りますので、応援のほど宜しくお願いします。